−最大酸素摂取量(VO2MAX)−

私たちは呼吸によって空気中の酸素を体内に取り入れています。
体内で脂肪や炭水化物(グリコーゲンやブドウ糖)を"燃焼"させる事によりエネルギーを作り出しているのです。
人間が健康的に生活してゆくためには、体内にしっかり酸素を取り入れる必要があり、その能力の指標として最大酸素摂取量(VO2MAX)が用いられます。
これは

「1分間に、体重1kgあたり、最大で何mlの酸素を取り込む事が出来るか」

を表します。

#よって単位は[ml/kg/分(min)]

活動的な生活を送るための最低ラインは30[ml/kg/min]と言われています。
ある研究によると、7分/kmペースの運動を習慣づけると、40[ml/kg/min]が維持できるそうです。
これは運動すると体内での酸素必要量が高まり、それを取り入れる能力が鍛えられるためです。

最大酸素摂取量と走るスピードの関係

走るスピードが速いほど、単位時間あたりのエネルギー消費量が増える事は容易に想像できると思います。
そのエネルギーは酸素を燃焼させて作り出されるのですから、速いスピードで走り続けるには酸素を取り入れる能力が高くなくてはいけません
安静時または時速1kmで歩くのに必要な酸素摂取量は3.5[ml/kg/min]と言われており、時速12km(5分/km)で走るためには

3.5(基礎代謝+)+3.5×15=45.5[ml/kg/min]

と言う能力が必要となります。
ではフルマラソンをキロ3分ペースで走る場合を計算してみると...

3.5+3.5×20=73.5[ml/kg/min]

となります。
一流選手と呼ばれる人たちが70台、80台の値がでるのもうなずけます。

最大酸素摂取量はトレーニングによって向上しますが、人それぞれ「これ以上は向上しない」という限界点があります。一流になるためにはもって生まれた素質も必要なのです。

一般の成人がトレーニングを積んだ場合、女性で45[ml/kg/min]、男性で50[ml/kg/min]までの増大が見込めると言われていますから、先の式に当てはめると、フルマラソンで

女性:3時間40分

男性:3時間15分

つまり、"サブ4"、"サブ3.5"は誰にとっても(健常者なら)夢ではありません。(ホントか?)

戻る